回路計算や交流回路が苦手な方へ
第二種電気工事士から第一種電気工事士へステップアップを考えている方は多いんじゃないかと思いますが、
電工二種と電工一種の筆記試験では、“計算問題”の難易度が特に大きな違いになります。
電工二種ではほとんどの計算問題が簡単な問題で、すこし過去問対策をすれば解けるような問題が多く出題されますが、一種ではさらに難易度が高くなります。
ですので、どうしても回路計算や交流回路などを苦手とする方もいらっしゃると思うんですけど、はっきり言います。
それ、
“めっちゃ勿体ない！”
です。
なぜかというと、電工一種で出題されるような計算問題も、基本さえ押さえておけば「サービス問題」と言ってしまってもいいくらい、簡単に解けるからです。
（ほとんどの問題は30秒くらいで解けるようなレベルです）
電工一種ではおよそ10問くらいは計算問題が出題されますが、その10問を確実に取れれば、残り40問のうち20問を正答すればもう合格ですから、かなり楽ゲーです。
逆に、計算問題を１問も取れないくらい苦手にしていると、残り40問のうち10問しか間違えられなくなるので、確実に暗記しなければならない部分も多くなってかなり負担が重くなります。
なので、電工では「計算問題」を捨てる人が多いですが、個人的にはそれは非常に勿体ないと思います。
それに、電気の基本は回路です。
回路が理解できていれば、計算問題以外の他の電気知識の部分でもスムーズに理解が進みます。
例えば、交流回路が理解できていないのに「変圧器」を理解するのは難しいですし、「配線図」の問題を理解するのも難しくなってしまいます。
ですので、電工一種を最短かつ効率良く合格するための第一歩は、
“しっかりと回路の基本を理解する”
ことです。
それに、しっかりと電気の基本を押さえながら勉強していけば、電工一種を取得した後に「電験3種」を目指すことも十分可能になります。
（逆に、基本を押さえず暗記できる部分だけを詰め込んで合格した場合には、電験3種を目指すにあたってほぼゼロスタートになります。）
電気回路を基本から学べる参考書は少ない
ただ、１つだけ残念なことがあります。
電気回路の基本を初歩の初歩から勉強できる参考書って、実は非常に少ないんです。
例えば、ちょっと大きめの書店なんかには『基本から学べる〜』とか『やさしく学べる〜』という謳い文句の電気回路の参考書はたくさんありますが、実際に参考書を開いてみるとわかる通り、
初心者レベルの人でも理解できるような解説にはなっていません。
最初の誰もが知っているオームの法則だけはなぜか丁寧に解説されているものの、それより先の内容や交流回路になると、もうほとんどお手上げ状態、という感じです（汗）
それは、試験対策用のテキストでも同じだと思います。
つまり、電気に関して初心者の方やそもそも計算問題が苦手で解けない、という状況の方が電気回路の基本を理解しようと思えば、独学ではほぼ不可能と言ってしまっても過言ではありません。
そのくらい、電気の基本を独学で学ぶというのは難しいことです。
そ・こ・で
これは電験3種受験生向けに作った教材なんですけど、
“電気初心者でも、計算問題が苦手でも”
どんな人でも電気回路の基本が簡単に理解できるような教材を作ろう、と考えて、管理人が数年前に作って販売し始めた教材があります。
その名も、『Electric Circuit Master（エレクトリックサーキットマスター）』 通称：ECM
この記事を書いている時点で、もう販売開始から２年以上経っていますが、細々と自分のサイトで売り続けた結果、
なんとこれまでの間に“電気に関して全くの初心者”からスタートしたにも関わらず、「電験3種」の理論試験に合格する人が続出しているくらい、圧倒的な“わかりやすさ”が購入者の方々から支持されている教材です。
今までは文字通り「電験3種受験生だけ」にしか紹介していなかったんですけど、どうやら中にはこの教材を電工一種の苦手対策（計算問題）に使う方もいらっしゃて、そして効果を発揮しているというご感想をいただいていますので、ここでの紹介も解禁したいと思います。
（特に、交流回路や三相交流の解説はかなり良い評判をいただいています。）
↓『Electric Circuit Master』はこちら
http://wkmn-ytr.com/ecm/
このECMは僕が学生の頃、「こういう教材が欲しかった！」という想いで製作・販売している教材なので、価格は学生でもゲームソフト１本くらい我慢すれば買えるくらいの価格、かつ、サポートは手厚く、というスタンスになっています。
それもあって、販売ページにも書いているんですけど、もしかすると時期によってはサポートの忙しさで販売を停止している可能性もありますので、その辺は予めご了承くださいませ。